[III. 8] うつ病の治療(6)…【休養】
【薬物療法】と医師との【コミュニケーション】の他にもうつ病を改善にもっていくために大切なのは,患者さんご本人による【日常的なケア】です。
何よりもまず最初に挙げるべきは,【休養】です。ゆっくりと体と心を落ち着けて,抗うつ剤が適格に効果を発揮する環境を整えてやることです。しかしながら,仕事・家事・育児・勉学との兼ね合いで,長期的に休みをとることは叶わないのが実際のところであるといえます。コミュニケーションを通して,上司や同僚の理解を得ることが必要となるところです。ただし,会社環境によっては,未だうつ病に対してよくないイメージが抱かれているのも現状です。社会全体が,うつ病の認識転換に向けて改善されなければならないのも事実です。ですから,会社での了解を取り付けるのに難を要した場合には,独りで窮せず,まずは担当のお医者さんに助言を仰ぐのが一番です。経験豊かな専門家であれば,必ず何かしらの糸口を見出してくれるはずです。
さて,【休養】の他にも,患者さんご本人が心掛けるべき【日常的なケア】がございます。項を改めましょう。